舞台

花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛

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花のお江戸の快男児 喧嘩安兵衛

小野田 勇 作
三木のり平 演出
吉本哲雄 補綴
金子良次 補綴・演出

【あらすじ】
元禄十五年十二月十五日明け七ツ、降り頻る雪を踏みしめ辿り着いた、
赤穂四十七士の面々、ここは本所松坂町吉良上野介門前。首領、大石内蔵助
が打ち鳴らす山鹿流陣太鼓を合図に亡君の意趣を晴らさんと討ち入ったり。
ヤアーヤアー、我こそは吉良家中小姓清水一学、赤穂浪士見参!
播州赤穂浅野内匠頭旧臣堀部安兵衛武庸、お相手仕る――。

お話は、討ち入りを遡りますこと七年前、徳川の世も五代を重ねて将軍綱吉公の治世、天下は泰平、文化花開く時代でございます。就中、江戸はお膝下、幕府始まって以来の繁昌を誇っておりましたが、その反面、武道はまったく軽んじられ、槍刀より金が物言う世の中、その上、政府の大名取り潰し政策と相まって、お侍の失業率は五パーセントを遥かに超え、扶持を離れ、仕官の道を閉ざされた浪人の群れが八百八町にあふれておりました。時は元禄八年乙亥の歳。江戸浅草は三社祭りで賑う浅草寺境内から、安兵衛と一学。
ふたりの運命の歯車が廻り始めるのです。